gloopsが生まれるまで

今となっては、スマートフォンというのが多くの人に使用されるようになり、それを通してインターネットが活用されるのも当たり前のようになってきました。しかし、この動きが起こるようになってからまだ10年足らずという状況です。スマートフォンが流行する前からモバイルネットワークというものは大きな発展を遂げてきていました。そんなモバイル関連の発展に大きな影響を及ぼした会社の1つとして、gloopsがあります。それでは、このgloopsがどのような会社であったのか、創始者であった梶原吉広の運営と合わせて紹介します。

gloopsは梶原吉広が2011年に生み出した会社ですが、これは改名のタイミングであり、元々は違った名前で活動している会社でした。梶原吉広が創立したのはグローバル・メディアソリューションという会社であり、これは元々現在のようにインターネットやモバイルネットワークに関わっている会社ではありませんでした。最初は紙媒体向けの広告代理店としての活動を中心としていたのです。そんな梶原吉広のグローバル・メディアソリューションが何故現在のようにモバイルやインターネットに進出するようになったのでしょうか。その背景にあったのはそもそもの モバイルの流行であり、それを通してSNSが流行したことでもありました。

梶原吉広はSNSの流行が大きな商機であると考え、独自のSNSの開発を開始することになります。しかし、梶原吉広は当時インターネットのプロフェッショナルということでもなく、むしろそれほど知識があるわけでもなかったことから、グローバル・メディアソリューションの初期のインターネット戦略というのは凡そ成功とは言えるものではありませんでした。

しかし、梶原吉広はそこで諦めたわけではなく、インターネットが持っているポテンシャルが確かなものであると再確認し、SNSに対する運営を続けていきます。そうした中で生み出されたのが、現在では多くの人に愛されるようになっているソーシャルゲームの草分け的のゲームでした。その名前は渋谷クエスト、名前の通り渋谷を舞台にしているゲームであり、丁度SNSの中心世代であった若者をターゲットにしたゲームでした。

これが大きなあたりとなり、梶原吉広のグローバル・メディアソリューションは大きく発展することになります。その後も多くのソーシャルゲームの運営を続け、2011年にgloopsとして改名することになりました。